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2025.06.28

インビザラインで抜歯は必要?治療方針の違いと判断基準

インビザラインで抜歯は必要?治療方針の違いと判断基準

 

目次

 

新宿オークタワー歯科クリニックです。
見た目が自然で人気のインビザラインですが、「抜歯が必要なのか」と不安に思う方も少なくありません。
透明なマウスピース矯正でも、症状によっては抜歯が必要になるケースがあります。
インビザラインは歯科医師による精密な診断と計画のもとで治療が進められます。
今回は、インビザラインで抜歯が必要になる理由や避けられる条件、判断基準などを詳しく解説します。
抜歯の有無を知ることで、自分に合った治療方針を納得して選ぶことができます。
結論として、すべてのケースで抜歯が必要なわけではなく、症状と診断結果次第で変わります。

 

インビザラインでも抜歯が必要なことがある

インビザライン矯正では、基本的に抜歯を避けた治療方針が採られます。
しかし、歯並びのズレやスペース不足が著しい場合は、歯をきれいに並べるために抜歯が必要になることもあります。
従来のワイヤー矯正と同様に、顎の大きさと歯のサイズのバランスによって治療方針が決まります。
インビザラインでも高度な治療計画を立てることで、精密に歯を動かすことが可能です。
そのため、抜歯が必要かどうかは精密検査の結果によって判断されます。

 

抜歯が必要になる代表的な症例

インビザラインで抜歯が必要になるのは、以下のようなケースが多く見られます。

  • ・前歯の突出(出っ歯)を大きく引っ込めたいとき
  • ・歯の重なりが強く、並べるスペースが足りないとき
  • ・上下の歯のかみ合わせが大きくずれているとき
  • ・上下顎のバランスが悪く、咬合に支障があるとき

このような場合、非抜歯では歯を正しく動かせず、無理に行うと仕上がりや機能面に悪影響を与えることがあります。
正確な判断にはCTや3Dスキャニングなどの精密な診断が欠かせません。

 

抜歯を避けるためにできること

症状によっては抜歯せずに治療できる可能性もあります。
そのためには、スペース確保を目的としたいくつかの代替手段があります。
軽度〜中程度の歯並びの乱れであれば、以下のような方法で対応可能です。

  • ・IPR(歯の側面を少し削る処置)
  • ・奥歯の遠心移動
  • ・歯列の横幅を広げるアーチ拡大
  • ・顎間ゴムによる補助的な移動

これらの方法でも改善が難しい場合には、抜歯が選択肢となります。
まずは歯科医師による詳細なシミュレーションを受けて判断しましょう。

 

抜歯を伴う治療の注意点

抜歯を伴う矯正では、治療期間がやや長くなる傾向があります。
また、抜歯部分の隙間を正確に閉じるための綿密な計画とフォローが必要です。
処置によって歯肉が下がったり、歯の根が短くなるリスクがある点も理解しておくべきです。
そのため、経験豊富な歯科医師のもとで慎重に治療を進めることが大切です。
不安がある場合は、事前に抜歯の必要性やリスクについて丁寧に説明を受けましょう。

 

治療の成功には患者の協力も必要

インビザライン治療では、抜歯の有無に関係なく患者の協力度が結果に直結します。
マウスピースは1日20時間以上の装着が基本であり、これを守らないと計画通りに歯が動きません。
定期的な通院とマウスピースの交換スケジュールの遵守も成功には欠かせません。
抜歯後は特に動かす距離が大きくなるため、装着と清潔管理を徹底することが求められます。
無理のない範囲で治療を続けるためにも、最初のカウンセリングで不安や希望をしっかり伝えましょう。

 

まとめ

インビザラインでは基本的に非抜歯で治療が進められますが、歯並びの状態によっては抜歯が必要になることもあります。
歯のスペース不足や前歯の突出などがある場合は、適切なバランスを取るために抜歯が効果的な選択肢となることがあります。
抜歯の有無は精密検査とシミュレーションに基づいて判断されるため、信頼できる歯科医師の診断を受けることが重要です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

小野瀬 弘記 | Onose Hiroki

東京歯科大学卒業後、千代田区の帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科・新有楽町ビル歯科に入職。
その後、小野瀬歯科医院を引き継ぎ、新宿オークタワー歯科クリニック開院し現在に至ります。
また、毎月医療情報を提供する歯科新聞を発行しています。

【所属】
日本放射線学会 歯科エックス線優良医
JAID 常務理事
P.G.Iクラブ会員
日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医
日本口腔インプラント学会 会員
日本歯周病学会 会員
ICOI(国際インプラント学会)アジアエリア役員 認定医、指導医(ディプロマ)
インディアナ大学 客員教授
IMS社VividWhiteホワイトニング 認定医
日本大学大学院歯学研究科口腔生理学 在籍

【略歴】
東京歯科大学 卒業
・帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科
・新有楽町ビル歯科
小野瀬歯科医院 継承
新宿オークタワー歯科クリニック 開院

 

新宿区西新宿駅徒歩4分の歯医者・歯科

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住所:東京都新宿区西新宿6丁目8−1 新宿オークタワーA 203

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