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2025.02.01

ストレスが原因で虫歯が悪化する?そのメカニズムと予防法

ストレスが原因で虫歯が悪化する?そのメカニズムと予防法

目次

 

新宿オークタワー歯科クリニックです。
最近、仕事や日常生活でストレスを感じることが増えていませんか。
そんなとき、歯の痛みや違和感を覚えた経験はないでしょうか。
実は、ストレスは免疫力の低下や生活習慣の乱れを引き起こし、虫歯のリスクを高める要因となります。
歯科の専門家も、ストレスと口内環境の関係を重要視しています。
今回は、ストレスが虫歯を引き起こす仕組みやその対策について詳しく解説します。
ストレスをうまく管理しながら、歯の健康を維持するための方法を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ストレスと虫歯の関係

ストレスは体にさまざまな影響を及ぼしますが、口腔内の健康にも大きな影響を与えます。
特に、次のような変化が虫歯のリスクを高める原因となります。

免疫力の低下による細菌の増殖

強いストレスを受けると、自律神経が乱れ、血流が悪化します。
その結果、免疫力が低下し、体が細菌に対する防御力を失います。
口内環境においても、虫歯菌が繁殖しやすくなり、歯の表面のエナメル質が弱まることで虫歯が進行しやすくなります。

唾液の減少で口内の自浄作用が低下

ストレスを受けると交感神経が優位になり、唾液の分泌が減少します。
唾液は食べかすや細菌を洗い流し、口内を健康に保つ働きがあります。
しかし、唾液の量が少なくなると、虫歯菌が増殖しやすい環境になり、虫歯が進行しやすくなります。

ストレスが生活習慣に与える影響

ストレスが溜まると、無意識のうちに生活習慣が変化し、虫歯のリスクを高める行動をとってしまうことがあります。

甘いものを過剰に摂取する

ストレスを感じると、脳が甘いものを欲する傾向があります。
糖分の摂取量が増えると、虫歯菌の活動が活発になり、歯の表面が酸で溶かされやすくなります。
特に、寝る前に甘いものを食べて歯磨きを怠ると、虫歯が進行しやすくなります。

喫煙や飲酒の増加

ストレスを発散するために喫煙や飲酒をする人も多いですが、これらの習慣も口内環境に悪影響を与えます。
タバコのニコチンは血流を悪化させ、免疫力を低下させるため、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
また、アルコールは口の中を乾燥させ、唾液の分泌を抑えることで虫歯菌が増えやすい状態を作ります。

歯ぎしり・食いしばりと虫歯の悪化

ストレスが溜まると、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことがあります。
これらの習慣は、歯に大きな負担をかけ、虫歯を悪化させる原因になります。

歯の摩耗やひび割れ

歯ぎしりを続けることで歯の表面がすり減り、エナメル質が薄くなります。
その結果、虫歯菌が歯の内部に侵入しやすくなり、虫歯の進行が早まります。
また、強い力がかかることで歯に小さなひびが入り、そこから虫歯菌が侵入することもあります。

顎関節への負担

食いしばりが続くと、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。
顎関節症が悪化すると、歯並びが乱れ、ブラッシングしにくい箇所が増え、虫歯リスクが高まります。

ストレスを軽減し、虫歯を予防する方法

ストレスによる虫歯リスクを抑えるためには、適切な対策を講じることが大切です。
以下の方法を意識すると、ストレスの影響を軽減しながら、歯の健康を守ることができます。

ストレスを発散する

ストレスを溜め込まず、適度に発散することが重要です。
効果的なストレス解消法には次のようなものがあります。
・軽い運動(ウォーキングやストレッチ)
・趣味に没頭する(音楽や映画鑑賞、読書)
・質の高い睡眠を確保する

生活習慣を見直す

日々の生活習慣を整えることで、ストレスの影響を抑えながら口内環境を健康に保つことができます。
・栄養バランスの良い食事をとる
・アルコールやタバコを控える
・規則正しい生活リズムを作る

定期的な歯科検診を受ける

ストレスが多い生活を送っていると、虫歯の進行に気づきにくくなることがあります。
定期的に歯科検診を受けることで、初期段階の虫歯を発見し、早めに治療することが可能です。

まとめ

ストレスは体だけでなく、口内環境にも悪影響を与え、虫歯のリスクを高める要因になります。
免疫力の低下や唾液の減少、生活習慣の乱れが重なることで、知らず知らずのうちに虫歯が進行してしまうこともあります。

ストレスをため込まない工夫をしながら、生活習慣を整え、定期的な歯科検診を受けることが、健康な歯を維持するために重要です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

小野瀬 弘記 | Onose Hiroki

東京歯科大学卒業後、千代田区の帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科・新有楽町ビル歯科に入職。
その後、小野瀬歯科医院を引き継ぎ、新宿オークタワー歯科クリニック開院し現在に至ります。
また、毎月医療情報を提供する歯科新聞を発行しています。

【所属】
日本放射線学会 歯科エックス線優良医
JAID 常務理事
P.G.Iクラブ会員
日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医
日本口腔インプラント学会 会員
日本歯周病学会 会員
ICOI(国際インプラント学会)アジアエリア役員 認定医、指導医(ディプロマ)
インディアナ大学 客員教授
IMS社VividWhiteホワイトニング 認定医
日本大学大学院歯学研究科口腔生理学 在籍

【略歴】
東京歯科大学 卒業
・帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科
・新有楽町ビル歯科
小野瀬歯科医院 継承
新宿オークタワー歯科クリニック 開院

 

新宿区西新宿駅徒歩4分の歯医者・歯科

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