目次
新宿オークタワー歯科クリニックです。
「最近歯並びが崩れてきた気がする」と感じている大人の方は少なくありません。
歯並びは子どものうちに決まるものと思われがちですが、実は大人になってからも変化することがあります。
歯科医療の専門家によれば、加齢や生活習慣、噛み癖などが歯並びの乱れに影響を与えるとされています。
今回は、歯並びが大人になってから悪くなる原因やその対策方法について詳しく解説します。
自分の歯並びの変化に気づき、早期に対処すれば口腔トラブルを防ぐことができます。
結論として、大人になっても歯並びは悪くなることがあるため、継続的な観察と予防が重要です。
大人でも歯並びは変化する?
加齢により歯ぐきや骨が痩せると、歯が少しずつ動きやすくなります。
これにより歯列全体のバランスが崩れ、以前は整っていた歯並びが乱れることがあります。
さらに、長年の癖や噛み合わせの悪化が徐々に歯の位置に影響を与えます。
見た目の問題だけでなく、かみ合わせや発音、咀嚼機能にも影響を及ぼすことがあります。
歯並びの変化は自覚しにくいため、定期的に専門家によるチェックを受けることが望ましいです。
歯並びが悪くなる主な原因
大人の歯並びが崩れる原因には複数の要因が関係しています。
とくに日常的な生活習慣が歯列のバランスに影響を与えることが多くあります。
以下は歯並びが悪化しやすくなる主な原因です。
- ・歯ぎしりや食いしばり
- ・片側だけで噛む癖
- ・頬杖をつくなどの姿勢習慣
- ・虫歯や歯周病による歯の喪失
- ・加齢による骨の吸収
これらの習慣は長期的に歯並びに悪影響を与えるため、早めに見直すことが大切です。
歯並びが崩れると起こるトラブル
歯並びの悪化は審美的な問題だけでなく、健康面にも影響します。
歯が重なり合って磨きにくくなると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
かみ合わせのずれによって咀嚼効率が低下し、胃腸への負担も増します。
また、発音障害や顎関節症の原因になることも少なくありません。
口元のバランスが崩れることで、表情や顔立ちにも影響が出る場合があります。
悪化を防ぐためにできること
歯並びの変化を防ぐには、日常生活での習慣改善が基本となります。
特に、歯に過剰な負荷をかけないように意識することが大切です。
以下は歯並びを悪化させないための予防法です。
- ・左右均等に噛むように意識する
- ・頬杖やうつ伏せ寝を避ける
- ・就寝時のマウスピース使用(歯ぎしり予防)
- ・歯周病の早期治療と予防
- ・半年ごとの定期検診を受ける
こうした積み重ねが、歯並びの安定維持につながります。
大人の歯列矯正という選択肢
すでに歯並びが崩れてしまった場合も、矯正治療によって改善が可能です。
最近はマウスピース矯正など、目立ちにくく生活に馴染みやすい方法も増えています。
部分矯正や短期間の治療も可能な場合があり、負担を抑えて始められます。
矯正は見た目だけでなく、清掃性の改善や噛み合わせの回復にも効果的です。
年齢に関係なく、必要と感じたタイミングで始めることが大切です。
まとめ
大人になってからでも歯並びは悪くなる可能性があります。
その背景には加齢や生活習慣、歯の喪失などの複合的な要因が関係しています。
早めに変化に気づいて対処することで、見た目と健康の両方を守ることができます。
矯正や生活改善により、安定した歯並びを保つことは十分に可能です。
少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
東京歯科大学卒業後、千代田区の帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科・新有楽町ビル歯科に入職。
その後、小野瀬歯科医院を引き継ぎ、新宿オークタワー歯科クリニック開院し現在に至ります。
また、毎月医療情報を提供する歯科新聞を発行しています。
【所属】
・日本放射線学会 歯科エックス線優良医
・JAID 常務理事
・P.G.Iクラブ会員
・日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医
・日本口腔インプラント学会 会員
・日本歯周病学会 会員
・ICOI(国際インプラント学会)アジアエリア役員 認定医、指導医(ディプロマ)
・インディアナ大学 客員教授
・IMS社VividWhiteホワイトニング 認定医
・日本大学大学院歯学研究科口腔生理学 在籍
【略歴】
・東京歯科大学 卒業
・帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科
・新有楽町ビル歯科
・小野瀬歯科医院 継承
・新宿オークタワー歯科クリニック 開院
新宿区西新宿駅徒歩4分の歯医者・歯科
『新宿オークタワー歯科クリニック』
住所:東京都新宿区西新宿6丁目8−1 新宿オークタワーA 203
TEL:03-6279-0018